Dino(ディーノ)ラジエーター修理

Dino(ディーノ)ラジエーター修理です。
正確には、フェラーリの文字は、入らないらしいです。
たぶん246GT
大阪の業者さまから、以前にもお客様のラジエーターを送った事がありますが
この度は、ありがとございました。
今後ともよろしくお願いします。

いきなりですが、完成後
Dino Radiator
いつもの仕上げ塗装とは、違います。
Dino Radiator
梱包前
Dino Radiator

元々のラジエーターは、308の様にプレートフィンコアですが
冷却性能を上げる為にコルゲート3層コアに変更、

以前にも何処かでコア交換されている様ですが、サイドメンバー(ブラケット)
イン、アウトレットとタンクの繫ぎ目など
半田の盛り方などが、お客様から、美しく無いと、言われてまして
その辺りも綺麗に
本体、鉄のブラケットをブラストしても
圧力試験時に水槽に沈めますのでいくらエアーブローしてもに、錆びていきます。

鉄の部品は、ハンダ接着面以外は、事前に裏側まで塗装し
鉄の部品は、直接、水には、触れないように
また、ハンダ接着時にアセチレンバーナーで炙りますので高温度にも耐えれる
特殊な塗料で塗装しています。

ただ漏れずに修理するだけで無く、
非常に手間、時間が掛かりますが
冷却性能は、もちろん、外観、耐久性などもお求めの業者さま
オーナー様など
お気軽にお問い合わせ下さい


修理 12月 14th 2016

ISUZU WASP(ワスプ)ラジエーター修理

いすゞ WASP(ワスプ) ラジエーター修理です。
同じ、愛知県の業者さまから、いつも希少な車両のラジエーターありがとうございます。

S.43年式 1764cc(1800)
ディーゼル
ベレットのトラックって感じの車両です。
お預かり時
ISUZU WASP Radiator
古いトラクターなどにも使われていた
レバー式のドレンコック
ISUZU WASP Radiator
ピンを抜いて分解するとOリングなどを使用しない
テーパータイプです。
いつも通り分解しまして
新品コアで組み上げまして
圧力掛けて、漏れが無いのを確認しましたら
レバー式のドレンコックから漏れまして

分解し洗浄しシリコングリス塗って組み上げたら
更に漏れるようになりまして、Oリングを2個ほど入れて
組み上げましたら、レバーの軸部分からの漏れだけが、止らず
違うサイズ、厚みのOリングを入れ直してみたりしながら
4回ほど繰り返しましても直らず、お客様と相談の結果
違う形状のドレンコックに変更しました。。。
ISUZU WASP Radiator
ラジエーターキャップも
本来、深いフィラーネックですが、
ISUZU WASP Radiator
深さの違うキャップが取り付いていましたので
ジャットサイズの物に変更
ISUZU WASP Radiator
キャップの高さが、合ってないと
圧力が掛かる前にフローしてしまいますので、
必要以上に水が減ったり、オーバーヒート気味になると思われます。

フィラーネック(注水口)を低い物に変更されていれば問題は無いですが、
高いフィラーネック
いすゞの乗用車、ベレット、117クーペ、今回のワスプ、トラクターなどでもあります
古い東京ラヂエター製の物は、ご注意下さい。

ワスプ ラジエーター修理、
全国的にどれだけの台数があるか?わかりませんが
冷却水(LLC、クーラント)漏れ
オーバーヒートなどのトラブル等でお困りの業者さま
オーナー様など
お気軽にお問い合わせ下さい。


修理 12月 7th 2016

BUGATTI(ブガッティ)ラジエーター修理

BUGATTI(ブガッティ)ラジエーター修理です。
以前にもフェラーリのラジエーターをご注文頂いた
某業者さまから、
直接お持ち込みありがとうございました。

あまり詳細を書くと、個人、修理業者さまなど
特定されて、会社、自分自身が、消されてしまうのではないかって車両でして
BUGATTI Radiator
1920年代の戦前のオリジナル車両でもの凄く綺麗な状態らしいです。
車両価格、推定2億円。。。もう意味の分からないレベルです。

この車両のラジエーター、おフランスのブガッティパーツで
まだ購入出来る様なのですが、その価格も500万らしいです。
確かに手は込んだ造りですが、高額過ぎます。

超高級車両のラジエーターですが、水漏れされるらしく
その修理と、お色直し
お預かり時は、この様な感じで塗装も剥がれてますし
BUGATTI Radiator
ハニカム形状に見えるフィン&チューブ部分も
実際には、丸パイプの繋ぎ合わせで
表裏、ハンダで止めてあり一部から漏れあり。

この手の造りのラジエーターコア、非常に修理が難しく
構造上、重さも大きさの割に重いです。

以前にも海外?で修理履歴が、ありまして
漏れてる箇所を船舶の熱交換器のように表裏で止めてあります。。。

その時の修理のように
見た目には、修理痕を残さないように直す必要があります。
漏れの修理も大変ですが、見た目、超重視、それが非常に大変でして

修理後の、塗装もすべて一度、剥離
七宝焼と思われるエンブレムも養生し、この上にも更に養生テープを張りまして
BUGATTI Radiator
取り付けのステーは、鉄で周りは、磨かれた真鍮なので養生
鉄の錆びたステーは、ブラストで錆を落とし
コア部分は、塗装前の足付けの為にブラスト

その後、マスキングを行い
コア部分に耐久性の高いNIC社のCerakote(セラコート)
BUGATTI Radiator

BUGATTI Radiator
非常に高価な車両なので
すべての作業に神経を使います。
BUGATTI Radiator

グーグルなどで Bugatti Radiator で画像検索掛けますと
車両最前面に取り付けられるだけあって

高級装飾品のような、芸術品ですか?ってな画像が、たくさん出てきます。。

このような希少かつ高級な車両のラジエーターを
運送便も信用出来ないって、言われて
遠くから
お持ち込み、お引き取りに来て頂いた業者さま、ありがとうございました。
また、よろしくおねがいします。

ブガッティ 車両各種ラジエーター
なかなか少ないとは思いますが、
冷却水(LLC、クーラント)漏れ
オーバーヒートなどのトラブル等でお困りの業者さま、
オーナー様、自分で触ることは少ないとは思いますが
お気軽にお問い合わせ下さい。