SANKYO-RADIATOR Blog

過去に何度も登場していますが、
トラクターに使われる　ラジエター冷却（クーラント）水漏れ修理です。
お隣の県から送っていただきました。ありがとうございました。
耕運機、ウェルダー、ホイールローダーにも同じ様な形状のラジエーターが付いてるのもあります。

寸法違いでかなり種類は多いですが、基本構造は同じです。
イン、アウトパイプ無し、タンクにフィラーネック、オーバーフローパイプのみ。。。

あちこちに修理痕があります。
裏側も

画像では、見え辛いですが、タンク部分、ブラケットがスポット溶接で止めてあります。

新品コアは、こんな感じ

ガスケットの接地面

タンクの取り付くプレート面

チューブがハンダ付けしてありませんので
ひとつひとつ　手作業でハンダ付けしていきます。。。

内職したことありませんが、内職の様な地味な作業です。

後で漏れると面倒なので丁寧に確認しながら半田付け。。。
普段あまり地味な作業は嫌いですが、仕事では、好きです。

地道な作業完了。。。
今回は、オーバーフローパイプが、Φ4　と極細。。。
新品フィラーネックの穴は、Φ8、Φ4まで落として。。。

銀ロウ付け。

圧力試験して塗装して完成です。

梱包して発送いたしました。

数は減ってきましたが、この手のラジエーター修理も承っています。
農機、建設機械で作業しようと思ったら
冷却（クーラント）水、お漏らしなどのトラブル、純正部品が生産中止など
ラジエエター関係でお困りの業者さま、オーナー様など
お気軽にご相談、お問い合わせください。

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ホイールローダー、ダンプに砂、砕石etc.積んだりするタイヤの付いた
バケットの重機の
ラジエター冷却（LLC、クーラント）水漏れ修理です。
今回の物は、小型です。大型の物は、ロアタンクにオイルクーラー内蔵されてるのが多いです。
TCM、小松、トヨタなどなど、各社で　いろんなの出してます。
このラジエーターのメーカー、詳細不明。。。

水漏れもありましたが、コア本体の詰りが凄いです。。。
牛、豚、鳥などの畜産系で使用されているらしく、大鋸屑（おがくず）が詰ってます。

さらにUP

コルゲートフィンのフィンの間にぎっちりと大鋸粉（おがこ）　風がまったく抜けず冷却を妨げます。
ラジエター本体をばらしてみると

コアもぎっちり詰ってます。。。
今回、純正にも使用されるコルゲートコアをやめ
目の粗いプレートフィンタイプに変更します。
途中画像は、ありませんが、

完成
プレートフィン拡大画像は、

縦方向パイプがアッパータンク、ロアタンクを繋ぐチューブ（水路）
横方向がフィンです。何本ものチューブにフィンが圧入されてます。
よく見ると分かりますが、一応フィンの向きもあります。

作業環境によりラジエーターコアの目詰まり　対策でプレートフィン改造は、よく行なう作業です。
フォークリフト、建設機械、重機などで　ラジエーターコアの目詰まりでの
オーバーヒートなどでお困りの業者さま、オーナー様など、
お気軽にご相談、お問い合わせください。

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ジャガー（JAGUAR）XKRラジエター冷却水（クーラント）漏れ修理です。
同じ愛知県内から発送していただきました。ありがとうございました。

車両詳細　ジャガーXKR
2000年　型式#J41PA　Eg：PA　排気量4000cc
これのコンバーチブルに、新婚旅行のとき　海外でレンタカー借りて乗ったことがあります。
今回の水漏れ箇所は、表側

裏側
以前、他のラジエーター修理業者での修理履歴がありまして。。。

事故での損傷でしょうけど、２液タイプの接着剤での修理。。。
DENSO製の「JRSA　全日本ラヂエーター工業会」なら購入できる例の接着剤
弊社では、漏れた箇所には使用していません　凹んだチューブに盛る程度なら

塗った直後は、確かに水漏れ止まりますが、
所詮は、接着剤　数年後？数ヶ月後？数日？おなじ箇所からまた漏れてます。。。
せめてアルミでもガス溶接（高温ロウ付）するなりして欲しいです。。。

外側からのアルミ溶接は、コアの厚みからして無理だと判断
両サイドのタンクを外し、内側からチューブを４本ほど両側止めました。
多少なら能力的にも問題無いです。
無事、圧力試験を完了し先日発送いたしました。

接着剤、銀ろう付け出来ない業者、新品タンク裏側の無意味なロウ付け、ハンダ無駄に大盛な業者などetc.
先日も　ハイエースLH100系　A/T　のオイルクーラー

リビルト交換で返って来た　ラジエーター。。。

タンク切って内蔵オイルクーラーを無理矢理　ハンダで。。。
まじめに「ありえない」作業です。。。

φ8パイプもハンダ付け。。。

おなじ業種ですが、同業者と思われたくない、目を疑う瞬間です。。。
見下すつもりもございませんが、
お願いですから　「もう少し頑張って下さい」

基本的に修理は、コア交換、タンク交換、Ass’y交換、新規製作などが多いですが、
古い車両であと何年乗るか？わからない、残りの車検までしか乗らない予定などの理由で
取り合えず水漏れだけを止めて欲しいってお客様も多いです。
現品ラジエーターを確認しないと判断が難しいですが、今ならメールで画像も送れますし
要望に応えられることも多々ありますので
お困りの業者さま、オーナー様など、お気軽にご相談、ご連絡ください。

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