GM系 丸型ヒーター製作

GM系 丸型ヒーター製作です。
DENSO製などの三菱ジープなどとは、見た目は、似てますが
風の流れる方向が違います。。。

お預かり時
 GM Round Heatercore

 GM Round Heatercore

40年代のアメ車などに使用される形状で
ダッシュ側の正面に取り付くタイプや、助手席のシートの下に付くタイプもあるようです。

ラウンドというかサークル形状を
なんとか試作で、1台作りまして

 GM Round Heatercore
パイプは、付いていませんが
2個を繋げまして
 GM Round Heatercore

元々のタイプと比べてみましたら
造りの構造が違うのもありますが
パイプの取り付くタンク箇所が、内側に出っ張ってまして
ファンモーターが、多分、干渉します。。。

プロトタイプ一号は、ゴミとなりまして

同時期に、保険的な感じで購入した
アメリカからのヒーターコアも到着しまして
やれやれと思いながら、箱から開けますとサイズも大型で
画像で見たよりはるかにボロいし、かなり修理した中古品でして、ほぼゴミになりまして
安い訳です。。。
 GM Round Heatercore

 GM Round Heatercore
結局、また製作となりまして

プロト2号。。。
 GM Round Heatercore
内側のフィンは、外しまして
 GM Round Heatercore

焼き付けの炉でフィン&チューブを融着
タンク、パイプ、ブラケットと取り付けまして

なんとか、完成。。。
 GM Round Heatercore

 GM Round Heatercore
お客様のご指定の有名業者さまに直送
したら、モーターを固定するカップ、ホース位置のずれなどで
差し込む相方が固定できませんで

出戻ってきまして、ご迷惑お掛けして申し訳ありませんでした。
なんとか収まるようにして再発送。。。
無事に取り付いたのでしょうか?

お預かりから、かなりお時間頂きまして
なんとか製作できましたが、無事に取り付いてのでしょうか?
今時は、すぐにエアコンなどに変更してしまうので
なかなか無いとは思いますが、なんとか似た形状に製作可能です
お困りの業者さま、オーナー様など

なかなか大変な作業ですが、。。。
お気軽にお問い合わせください


ヒーターコア 4月 19th 2019

ISUZU BIGHORN(ビッグホーン)ヒーターコア製作

ISUZU BIGHORN(ビッグホーン)ヒーターコア製作です。
栃木県の業者さまからありがとうございました。
車両詳細、型式#UBS69GW

お預かり時
ケースごとお預かりしまして
ISUZU BIGHORN Heatercore

確認し辛いですが、ヒーターコア
茶色?黄土色になっている樹脂部分、元は、ホワイトです。

ISUZU BIGHORN Heatercore

ISUZU BIGHORN Heatercore
この手のヒーターコア、ケースに挿さりこむタイプが多いんですが
今回は、分解しないと外れません、しかも1箇所、非常に分かりづらい所に、ボルトで固定。。。
サイズもまぁまぁピタピタで

元々は、樹脂タンク、アルミコアですが
材質を真鍮タンク、銅コア製に変更しまして新たに製作
ISUZU BIGHORN Heatercore
いすゞ ビッグホーン、ヒーターコア
#UBS69GW
冷却水(LLC、クーラント)漏れ
部品廃番などでお困りの業者さま、オーナー様など
お気軽にお問い合わせください。


ヒーターコア 4月 18th 2019

Lotus Elite(ロータス エリート)オールアルミラジエーター製作

Lotus Elite(ロータス エリート)オールアルミラジエーター製作です。

遠くから、ありがとうございました。
Oさん、Kさん、色々とありがとうございました。

車(好きな事)への情熱、探究心に年齢は関係無いと改めて感じました。
自分もいつまでも少年のような気持ちで好きな事を夢中で行動できるように頑張ります。

採寸でお預かりしたオリジナルラジエーターは、
真鍮タンク、銅コア製
日本国内でコア交換されていまして
Lotus Elite Radiator

この形状をオールアルミで再現して欲しいというご要望
ラジエーターと
同じ形状のFRPで成形されたサンプルをお持ち込み頂いて
「時間とお金は、構わない」とありがたいお言葉で
重圧が凄い中、スタート

アルミの塊から削り出し
Lotus Elite Radiator
本来、プレスされて出来ているラインなども忠実に

取り付けのブラケットも同形状でアルミで
Lotus Elite Radiator

Lotus Elite Radiator
材料費だけで、重機、建設機械、産業用のラジエーターを除く
ワンオフ ラジエーターで過去最大級。。。

この状態から、加工の得意なお客様の元に発送し
さらにオリジナルに近い形状に

コアとタンクのTIG溶接も、仕事のキリがついて落ち着いて、
冷静にじっくりと作業と思ってましたが
夏場の忙しい時期が来たりで、なかなか作業が進めず、申し訳ありませんでした。

Lotus Elite Radiator

車両に取り付いた時になるべく違和感の無い位置で溶接
厚い削り出しのタンクと薄いコア部分、TIG溶接の難易度は高く

材料費、お客様の手間もかかってますし、失敗の許されない緊張感
そのうえチューブが、近いのでかなりハイプレッシャーの作業です。

Lotus Elite Radiator

この厚い材料のタンクに薄い材料のブラケットは、さらに溶接が難しく
ビード部分はお客様が削ってくれるということで、遠慮なく肉盛り

この状態でまた、発送、その後もフィラーネックの変更などで
タンクをえぐり、溶接、削りと何度か繰り返しまして
なんとか、形になりまして

塗装前にサンドブラスト
IMG_8550

お客様のご希望色は、自衛隊の色(国防色)
KG GUN-KOTE
#2402MS MIL Spec Gray O.D. Green

Lotus Elite Radiator

キャップ側が見えないので反対側も
Lotus Elite Radiator

裏側も
Lotus Elite Radiator

オールアルミのラジエーターですが
かなり純正のように
お客様の情熱と弊社に関わって頂いている業者さまの知識と技術とで
完成できた大作と思っています。

作業時間、コスト共に掛かってしまいましたが
改めて色々と考える機会ができた作品となりました。
誠にありがとうございました。

ワンオフ ラジエーター製作
お気軽にお問い合わせください。


Ass'y販売 4月 17th 2019